2015年の通信教育を考えてみる

<2015年の通信教育を考えてみる>

年も明け2015年になりました。

2014年度はタブレットを導入する教材やコースが増え家庭にもICT教育の流れが本格的になったり、「ベネッセ」の情報漏えい問題があったり、時代の流れの中でいくつかの大きな出来事がありました。

特に「ベネッセ」の情報漏えいは社会的にも大きな関心ごととなり、最終的には3504万件の情報が漏えいしたと発表されています。

ここからは2015年の通信教育を少し考えてみたいと思います。

各年代の通信教育を考えてみる

○幼児
基本的には大きな変化はないと思います。
幼児期にデジタル教材を導入するということは考えづらく、しばらくは現状の通信教育の形態と考えるのが普通でしょう。

○小学生
2014年は『進研ゼミ』がタブレット型の「チャレンジタッチ」を導入。今年の4月に6年生向けのコースも開講し全学年タブレットでの受講ができるようになります。
今後もタブレットなどICT教育が主流になってくると思いますが、小学生であるからこそテキスト型の教材がキーポイントになってくるでしょう。
「自ら考えていく力」や「その後伸び行く力」をしっかり身につけたい時期ですので、テキスト型の教材の需要が今年も高いのではないでしょうか。また、小学生の教材は参入しやすい年代ですので、新しい通信教育が出てくることも考えられます。

○中学生
『Z会』に「iPadスタイル(1年生)」が登場。今後は他の学年も対応していくでしょう。
全体的にはやはりICT教育への流れがありますのでタブレットなどを導入する教材、web学習を取り入れた教材が増えていくと考えられます。ただ小学生同様テキスト型の教材も一定数あると思いますので、2015年は現状の受講スタイルや教材内容の見直しや改良程度になるのではないでしょうか。

○高校生
『Z会』が「iPadスタイル」を本格導入。徹底した個別指導に磨きを掛けます。
『進研ゼミ』は現在はテキスト型の教材のみですが、他の年代にタブレットを導入していることを考えると、高校講座にも本格的にタブレット教材を導入してくると思います。

ベネッセの信頼は回復されるのか?

情報漏えい以降受講者数が減っているといわれる「ベネッセ」ですが、あくまで個人的な意見ですが本格的な信頼回復はまだまだ先のように思います。

世界トップクラスの情報セキュリティ構築を目指してセキュリティの強化や管理体制の改革などを行っていますが、現時点で他の教材に取り組んでいる方が「進研ゼミ」に乗り換えるとは考えづらく、2015年度は受講者がそれほど増えないのではないでしょうか。

もちろん現在受講している方も多数いると思います。
ですので、まずは新規受講者を増やすよりも教材の内容の充実や新しい形のサービスなどを考えていくことで、教材自体の価値を高めていってほしいと思います。

楽観的かもしれませんが、セキュリティ面に関していえば強化もされると思いますし管理体制もしっかり改革をしていくでしょう。

そう考えた時に、やはり最終的には教材の質が大切になってきます。

新規受講者の獲得も会社的には大切でしょう。しかし、こういう時期だからこそ教材の質・価値を高めることを疎かにせず、新規受講者の獲得に比重を置きすぎないでほしいと願います。

年代別教材一覧

幼児 0歳~ 1歳~2歳 2歳~3歳

3歳~4歳 4歳~5歳 5歳~6歳
小学生 小学1年生 小学2年生 小学3年生

小学4年生 小学5年生 小学6年生
中学生 中学1年生 中学2年生 中学3年生
高校生 高校1年生 高校2年生 高校3年生
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