[問題解決能力] 日本の15歳は世界3位!(2012年調査)
<[問題解決能力] 日本の15歳は世界3位!(2012年調査)>
先日2012年に実施された国際学習到達度調査(PISA)の『コンピューターを使った問題解決能力の結果』を経済協力開発機構(OECD)が発表しました。
これによると日本は、44カ国・地域中3位と上位の順位になっています。
◆国際学習到達度調査(PISA)とは?
『生徒の学習到達度調査』のことで、15歳の生徒を対象に読解力、数学知識、科学知識などを調査する国際的な学習到達度調査。
大体3年に一度行われ、前回は2012年に65カ国・地域の約51万人の生徒を対象に実施されています。日本からは全国191校(学科)、約6,400人の生徒が参加しました。
読解力、数学知識、科学知識の各分野の結果は当サイトでも簡単に以前紹介していますのでご覧ください。
◆今回発表された問題解決能力とは?
その名の通り、問題を解決する能力のこと。
解決方法がすぐには分からない問題について、状況理解、持っている知識・技能を応用するなどして、問題解決に関わろうとする能力。
操作記録を数値化、解答を間違えてもプロセスを評価するそうです。
思考力が問われる分野でしょう。
1位はシンガポール、2位は韓国、3位は日本と続き、興味深いのは上位7国がアジア地域だという点です。
日本は、『読解力』が4位、『数学的リテラシー』が7位、『科学的リテラシー』が4位と上位に位置し、今回の『問題解決能力』と合わせて高い水準であることが分かりました。